泌尿生殖器に関する疾患全般にわたり(腎、膀胱、前立腺、尿道、男性生殖器など)診療しています。このうち、尿路結石(腎、尿管、膀胱、尿道)の患者さんの数は多く、その治療にとくに力を注いでおります。
<患者の皆様へ>
紹介がなくても外来受診は可能です。しかし、急な症状(激痛・高熱など)でない限り、まずかかりつけの先生や泌尿器科診療所(医院、クリニック)を受診してください。その上で必要に応じて当院へ紹介してもらうことをお勧めします。限られた外来診察時間をより有効に使うため、無理のない範囲でぜひご協力下さい。
紹介がなくても外来受診は可能です。しかし、かかりつけの先生や泌尿器科診療所などからの紹介状をお持ちになることをお勧めします。
体外衝撃波などの外来治療をご希望の方も、まずは普通に外来を受診してください。診察したのち、治療方針などをご説明し、日程等の相談をいたします。
<医療機関の先生方へ>
泌尿器科へご紹介の際は、できる限り紹介状ならびに画像をおつけ下さい。紹介状や画像がありますと、診察がきわめてスムーズに進みます。お手数とは思いますがご配慮いただけると助かります。
===尿路結石症について===
1.症状・経過
片方の背中や脇腹が突然激しく(あるいは鈍く)痛むことで発症する患者さんが多いです。しばしば血尿を伴います。
激しい痛みは数日以内で落ち着くことが多く、たいがい痛み止め(座薬や飲み薬のほか、注射)でコントロール可能です。しかし痛みがおさまっても必ずしも石がなくなったわけではないので、泌尿器科医による診察やレントゲン検査などが望まれます。また結石に尿路感染を併発すると、高熱をきたし重症になるため、早急な治療が必要となります。
2.治療
(1)自然排石
小さい結石は、水分を多くとって自然に排石されるのを待つことになります。
(2)衝撃波治療
体外衝撃波結石破砕術は、体に創をつけずに、体内で結石のみを細かく砕く治療です。砂状になった石が、尿と一緒に出てくるのを待つことになります。入院をせずに外来で行っており、麻酔も必要としません。新潟県下越地区としては他院に先駆けて1990年に本治療器械を導入し、これまでに4000人以上の方に衝撃波治療を行いました。2006年9月から2008年末までの2年間448例において、(単回および複数回治療を合わせた)完全排石率79%、有効率89%の成績でした。
(3)内視鏡手術
石の場所や大きさによっては、内視鏡手術(経尿道的砕石術、経皮的砕石術)を行っています。入院や麻酔が必要ですが、衝撃波治療に比べて石のかけらが体内に残る率が低いなど長所もあります。最近は新式の砕石レーザーを導入しています。2002年から2009年末まで8年間の経尿道的砕石術253例で、(単回治療の)完全排石率89%、有効率91%の成績でした。2010年からは新式の砕石レーザーを導入し、成績はさらに向上しています。
3.尿路結石の再発予防
水分(水か麦茶)をよく摂取するのが第一です。肉類を減らし野菜を多めに、カルシウム(牛乳・小魚)をやや多めにとりましょう。朝昼夕食のバランスをとる(夕食は少な目に)・・・等といわれています。
===その他の病気について===
排尿困難や尿失禁に対する内服治療、前立腺肥大症・膀胱癌などの内視鏡手術等も多数行っています。前立腺癌の診断には前立腺生検術が必要ですが、当院では2泊3日の入院で、原則として下半身麻酔で痛みをなくした上で検査しています。
*最近5年間の主な治療件数
このほか2011年のおもな手術(疾患名)の件数
経皮的砕石術(腎・尿管結石) 7件
経尿道的膀胱腫瘍切除術(膀胱癌) 34件
前立腺針生検術(前立腺癌疑い)24件
スタッフ紹介:::::::::::::::
木村 元彦(きむら もとひこ) 部長
昭和63年卒業
日本泌尿器科学会指導医、日本泌尿器科学会専門医、日本ESWL・Endourology学会、日本泌尿器内視鏡学会
専門分野:泌尿器疾患一般、尿路結石など |
志村 尚宣(しむら ひさのぶ) 部長
平成4年卒業
日本泌尿器科学会指導医、日本泌尿器科学会専門医、日本ESWL・Endourology学会、日本泌尿器内視鏡学会 |