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リハビリテーション科

~ゆっくりと着実に歩んでいく回復への道~

私たちは、医療・保健・福祉のあらゆる方面で地域の皆様に心をこめてリハビリテーションサービスを提供しています

 当院リハビリテーション科(こばり園配置を含む)は、常勤職員41人(理学療法士23人、作業療法士13人、言語聴覚士5人)が所属し、400㎡を超える訓練室面積を有し、効果的な治療・訓練を実施できる体制(総合リハビリテーション施設)を整えています。
 私たちは、入院および外来の患者様を対象に急性期・回復期・維持期のリハビリテーションを、そして在宅医療・介護サービスとして、指定介護訪問リハビリテーション事業所、介護老人保健施設こばり園に配置されているスタッフと連携をとりつつリハビリテーションを実施しています。そして最良のリハビリテーションサービスを提供できるよう、常に患者様を中心に、ご家族や医療相談員、ケアマネージャー、その他必要なスタッフと協力して行うよう心掛けています。
 また、必要に応じ退院後の在宅生活をより良く過ごしていただくために積極的に家屋訪問を行い、生活環境の整備(家屋改修や生活方法の助言など)を行っています。
当科の一番の魅力は、チームワークにあると思っています。大所帯ではありますが「笑顔あふれる職場」を合言葉に、日々の努力を惜しみません。

理学療法部門

スタッフ一同 理学療法室

 入院診療では、整形外科疾患や中枢神経疾患を中心に、心疾患、内科疾患、呼吸器疾患等様々な疾患を対象としています。整形外科疾患では、特に膝関節前十字靭帯(ACL)損傷や変形性膝関節症に対する術後療法に力を入れています。中枢神経疾患では、主に脳血管障害の患者様に対し、他部門や他職種と連携をとり、包括的なアプローチを行っています。また、心疾患では、主に急性心筋梗塞の患者様に対して、看護師、栄養士や薬剤師などの他職種と連携を取りながら再発防止のための生活改善、早期の社会復帰を目指したリハビリテーションを行っています。いずれの対象疾患においても退院後のフォローアップを充実し、スムースな外来診療への移行を目指しています。
 外来診療では,整形外科疾患を中心に、中枢神経疾患や心疾患の患者様が数多く来院されます。整形外科疾患では、特に高齢者に多い変形性膝関節症やスポーツ傷害等の患者様に力を入れています。スポーツ傷害で来院される患者様は、小学生~社会人と幅広く、種目もサッカーやバスケットボールを中心にを中心に、野球、バドミントン、バレーボール、など様々です。 特に夕方の時間帯は、中・高校生を中心にスポーツ傷害の患者様が多く来院されるため、リハビリテーション室は活気にあふれています。
 理学療法部門の一番の魅力は、チームワークにあると思っています。大所帯ではありますが、研究活動を通してリハビリテーションの質向上に取り組み、スタッフが一丸となり患者様へ質の高いサービスを提供し、患者様と共に家庭・社会復帰やスポーツ復帰を目指していきます。

         理学療法について詳しくお知りになりたい方は日本理学療法士協会ホームページをご覧ください

作業療法部門

スタッフ一同
家事動作訓練風景 訓練室 箸動作訓練風景

 作業療法では、中枢神経疾患、骨折などの整形疾患や内科疾患などの患者様を対象としています。当院では、急性期・回復期・維持期と幅広く作業療法を提供しています。それぞれのスタッフが各分野の情報や、患者様の情報を共有することで対象者の方の今後の生活を見据えたうえでの作業療法の提供を行うよう努めています。
 当科作業療法部門の特徴として、通常関わりの少ない摂食・嚥下障害の患者様に対して摂食・嚥下訓練に取り組んでいます。内容は、直接食べ物を食べる訓練を行ったり、食事に必要な心身機能の評価・訓練を行ったり、食べる際の環境設定を工夫します。歯科口腔外科医師や言語聴覚士などの他職種と連携して摂食・嚥下障害に関わることで、より安全な食事動作の自立に向けた介入を行っています。

作業療法とは?
 作業療法とは、体に障がいをもたれた方や、心に障がいをもたれた方に対し作業活動を行い、心身機能や日常生活・社会生活活動の回復・維持活動を行い、その方らしい生活が送られるよう支援します。ここでいう「作業活動」とは仕事や遊びをも含めた日常生活における諸活動をさします。私たち作業療法士は、この「作業活動」を治療や指導、もしくは援助の手段としています。

  詳しくは日本作業療法士協会ホームページをご覧ください

言語聴覚療法部門

スタッフ一同 診療風景


 当院において言語聴覚士は、主に中枢神経疾患、頭部外傷、内科系疾患などにより、失語症、構音障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害を呈した方々に対して、早期より評価・訓練・指導などを行っています。
 なかでも摂食・嚥下障害の対応件数は多く、医師、歯科医師、理学療法士、作業療法士、看護師、栄養士などの専門職種とチームを組んで支援しています。具体的には医師からの依頼により、歯科医師を中心に各職種が、身体機能、認知機能、嚥下機能、栄養状態などの評価を行い、能力に応じた訓練・指導を行っています。また、必要に応じて嚥下造影検査(VF)など画像所見で確認を行っています。チームの中で言語聴覚士は、口の中の状態の確認、口唇、舌などのみこみに関係する器官の評価・訓練、のみこみに至るまでの一連の動きの評価・訓練などの役割を担っています。能力評価は随時行い、多職種と情報交換・情報共有、問題点の検証などを行いながら、安全で確実な栄養管理方法が確立されるよう支援しています。
 このほかに、聴覚障害によるコミュニケーション障害(人工内耳埋め込み術後などの言語訓練)、小児の発達評価・発音訓練、耳鼻咽喉科外来にて聴覚検査の実施、脳ドックにて高次脳機能評価を実施など、幅広い分野に対応しています。

*言語聴覚士とは、以下のことでお困りの方々を支援する専門職です。
 (言語聴覚士について詳しくお知りになりたい方は、日本言語聴覚士協会ホームページをご覧ください)

   ・「きく」「話す」「読む」「書く」ことの問題(失語症)
  
 ・ろれつが回らない(構音障害)
  
 ・記憶力、注意力などの能力低下(高次脳機能障害)
  
 ・うまくのみこめない(摂食・嚥下障害)
   
・きこえの問題(聴覚障害)
   
・声の問題(音声障害)
   
・ことば、心理、社会性などの発達の問題(発達障害)          など

回復期リハビリテーション病棟

 急性期の治療を終えられた心身機能の低下が認められた方々に対し、日常生活動作の能力の向上を図り、家庭復帰を目指す病棟です。医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療相談員が連携を取りながら家庭復帰を目指しています。
 病棟は、当院のB棟4階にあり、ベッド数は54床です。主に整形外科・神経内科・脳神経外科の患者様が入院されています。入院期間は予めさだめられてております。
 病棟内にはリハビリテーション室があり、ご家族様の目の届く範囲においてリハビリテーションを実施しております。患者様の状態に合わせて身体機能の向上、日常生活動作(排泄動作、入浴動作など)の向上を目的としたリハビリテーションを行っております。また、精神賦活を目的に歌やゲームなどを取り入れ、誤嚥防止を目的に昼食前に体操を取り入れています。必要に応じて、ご自宅の家屋調査を行い、患者様が退院後に生活しやすいように手摺の配置や福祉用具の選定など家屋改修に対してご提案させていただいております。
 当院の回復期病棟への転院を希望される方は、現在治療されている病院の医療相談員にご相談下さい。

指定介護(指定介護予防)訪問リハビリテーション事業所

 訪問リハビリテーションは、介護認定を受けられている方を対象に、理学療法士や作業療法士がご自宅に訪問し、かかりつけの医師の指示に基づきリハビリテーションを実施します。内容は、担当ケアマネージャーが作成したケアプランを基に起き上がりや歩行訓練、日常生活動作(入浴動作やトイレ動作など)練習をはじめ、動作に必要な筋力トレーニングやストレッチングを行います。その他、介助者への介助方法指導や、福祉用具の選定、住環境に対するアドバイスを行います。
 また、かかりつけの医師や担当ケアマネージャーのほか、ご利用されているサービス事業所と連携を図りながらサービス提供を行っております。訪問エリアは、西区を中心に中央区の一部としています。訪問リハビリテーションを希望される方は、かかりつけの医師と担当ケアマネージャーにご相談下さい。

併設介護老人保健施設こばり園(リハビリテーション部門)

当園へ入所された方のリハビリテーション
 当園利用者の方の心身の状況を踏まえ、居宅生活への復帰を目指したリハビリテーションを提供しております。具体的には利用者の方が生活で必要となる動作の練習やアドバイス、また趣味活動の提供や集団での体操やゲームなどを行っております。

当園へ短期入所(ショートステイ)された方へのリハビリテーション
 利用者の方の身体機能を維持向上を目指すとともに、可能な限り居宅での生活を維持できるようリハビリテーションを提供しております。具体的な内容は入所された方へのリハビリテーションと同様ですが、居宅生活で『動きがだんだん悪くなってきた』や『今まで出来ていた動きができなくなった』、『○○をやってみたい』など、より居宅生活に合わせた内容のリハビリテーションを提供することができます。

通所リハビリテーション
 利用者の方の心身の状況やご家庭の環境を踏まえ、可能な限り居宅での生活を維持向上できるようリハビリテーションを提供しております。具体的には歩行練習や階段昇降練習、また趣味活動にお提供や集団での体操を行っています。
<特徴>
・歯科衛生士とともに、お口の中やのみこみの状態について定期的に確認しております。それに基づき、利用者の方のお口の状態を維持向上できるよう週3回の集団体操や歯科衛生士とともにアドバイスを行っております。
・利用者の方のバス送迎に同行し、居宅からバスに乗車するまでの動きやバスに乗車中の利用者の様子などを専門職の視点から確認し、日々のリハビリテーションに活かしています。さらに送迎バスに同行することでご家族とコミュニケーションがとりやすく、居宅での生活状況を把握した上でご家族への介助方法やお住まいの環境に対するアドバイスを行っております。また、それらを踏まえて日々のリハビリテーションを実施しております。

リハビリテーション科