検診で蛋白尿陽性という結果が戻ってくることがあります。これは尿中に蛋白質が漏れだしている状態を意味します。蛋白質は体にとって必要なもので本来は排泄されることはく、排泄された場合でも1日総蛋白として150mg未満程度です。ところが排泄されないはずの蛋白質が尿中にたくさん漏れだしてしまうことがあり、これは腎臓の機能障害があることを意味します。(ただし、健康でもたんぱく尿出ることがあります。たとえば、激しい運動をした後や、高熱が出たときなどに、一時的にたんぱく尿になる場合があります)。腎障害を気づかずに放っておくとやがて下肢のむくみ、高血圧などの症状が現れます。中に腎機能が約30%以下の腎不全に陥る方もいて、場合によっては透析を行わなければいけなくなる方もいます。
尿蛋白が出ていても多くは、最初のうち自覚症状として現れないやっかいな病気です。実際、たまたま別の病気で受信して尿検査の結果みつかった人とか、検診で発見された人が多いのです。このことは少なくとも年に一回は、検診を受けることが早期発見のために大切であることを物語っています。
<受けよう検尿、守ろう腎臓>これは日本医師会などがつくった腎臓病予防のスローガンです。自覚症状が現れてくる前に早期に発見することが大切です。どんな病気についてもいえることですが、早期発見・早期治療ほど重要なことはありません。ぜひ定期的に検診を受けて下さい。
スタッフ紹介:::::::::::::::
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小柳 明久 内科部長 透析センター長
H6年 杏林大学医学部卒業 医学博士
日本内科学会認定
総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本リウマチ学会専門医
日本医師会認定産業医
主な所属学会:日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析学会、日本リウマチ学会、日本糖尿病学会 |