診療のご案内

泌尿器科

診療内容・特色

泌尿生殖器に関する疾患全般にわたり(腎、膀胱、前立腺、尿道、男性生殖器など)診療しています。このうち、尿路結石(腎、尿管、膀胱、尿道)の患者さんの数は多く、その治療にとくに力を注いでおります。疾患によっては、新潟市内外の他の病院や診療所と連携し治療します。

患者の皆様へ
紹介状をお持ちの受診をお勧めします:
紹介がなくても外来受診は可能です。しかし、急な症状(激痛・高熱など)でない限り、まずかかりつけの先生や泌尿器科診療所(医院、クリニック)を受診してください。その上で必要に応じて当院へ紹介してもらうことをお勧めします。
診察の予約について:
(新患・久しぶり・予約日に来院できないなど)予約のない方はご都合のつく日の外来診療受付時間内(8:00-11:00)に来院下さい。諸般の事情で電話での初回の診察予約や予約変更はお受けしていません。(次回の予約は、診察室内で患者さんと医師が相談してお取りします)
診察の順番や待ち時間について:
原則として診察は予約の方が先です。しかし激痛・高熱など緊急の方(このような場合は早めにスタッフにお話し下さい)や、手術等が必要な患者さんを優先します。このため順番が前後したり予約の有無にかかわらず診察待ちが長くなったりする場合があります。スタッフの数や受付時間を増やせればよいのですが、手術や入院患者さんの診察などもあって、泌尿器科外来は慢性的に混雑しており待ち時間の短縮は難しいです。お含みおき下さい。
病院側の診療カルテの利用について:
過去のカルテ上の診療情報を利用・集計して学会などで発表させて頂くことがあります。この際には決して個人が特定されないよう患者の皆様のプライバシーに十分配慮いたします。一般にこのような後ろ向き研究は、患者さん個人に不利益は生じませんし、研究成果により将来の医療の進歩に貢献できる可能性があります。
医療機関の先生方へ
泌尿器科へご紹介の際は、紹介状ならびに画像をおつけ下さい。CT等には、放射線科読影結果も必ずおつけ下さい。

尿路結石症について

1.症状・経過

片方の背中や脇腹が突然激しく(あるいは鈍く)痛むことで発症する患者さんが多いです。しばしば血尿を伴います。
激しい痛みは数日以内で落ち着くことが多く、たいがい痛み止め(座薬や飲み薬のほか、注射)でコントロール可能です。しかし痛みがおさまっても必ずしも石がなくなったわけではないので、泌尿器科医による診察やレントゲン検査などが望まれます。また結石に尿路感染を併発すると、高熱をきたし重症になるため、早急な治療が必要となります。

2.治療

治療の方針は、結石の位置や大きさや全身の状態を総合的に評価したうえで、患者さんと相談して決めていきます。

(1)自然排石

サイズが小さい結石は、水分を多くとって自然に排石されるのを待つことになります。排石促進の薬や痛み止めをお出しします。尿と一緒に出てきた石は、拾って持参していただくことをお勧めします。

(2)内視鏡手術
泌尿器科 写真

従来から尿路結石治療の主流は衝撃波治療でした。しかしここ数年来、内視鏡など進歩によって内視鏡手術(特に経尿道的砕石術)の成績が飛躍的に向上してきました。経尿道的砕石術は、内視鏡を尿道〜膀胱〜尿管〜腎臓まで進めて、石を砕いて体外へ取り出します。この経尿道的砕石術は、衝撃波治療に比べより確実に石を取り除くことができ、結石の部位や大きさによらず早期に良好な結果が得られるのが特長です。当院でもホルミウム・ヤグレーザーや細径尿管鏡などの器械整備がなされ手術件数は増加してきています。数日間の入院や麻酔が必要です。副作用は発熱や術後の膀胱痛・血尿などですが、大きな問題となることはあまりありません。2012年1月から2016年6月までの腎・尿管結石に対する初回治療の経尿道的砕石術459例において、1回治療の完全排石率は81%で、体外衝撃波の成績を上回りました。(2016年日本泌尿器内視鏡学会総会にて演題採用・報告しています)

(3)衝撃波治療
泌尿器科 写真

体外衝撃波結石破砕術は、体に創をつけずに、体内で結石のみを細かく砕く治療です。砂状になった石が、尿と一緒に出てくるのを待つことになります。比較的小さい結石が衝撃波の適応になります。新潟県下越地区としては他院に先駆けて1990年に本治療器械を導入し、これまで4500人以上の方に衝撃波治療を行いました。最大の特長は外来治療が可能なことですが、欠点は内視鏡手術に比べ治療成績が若干劣ることです。副作用として時に術後の腎周囲血腫等がみられます。2008年9月から2013年8月までの5年間617例の成績は、1回治療での完全排石率38%、複数回を含めた治療での完全排石率66%でした。(2014年の日本泌尿器内視鏡学会雑誌に論文採用・掲載されました)

3.尿路結石の再発予防

一度尿路結石になった方は、その半数の人で結石が再発してしまいます。再発や増大予防のために、水分(水か麦茶)をよく摂取するのが第一です。肉類を減らし野菜を多めに、カルシウム(牛乳・小魚)をやや多めにとりましょう。朝昼夕食のバランスをとるように(夕食は少な目に)しましょう。また、治療が一段落して落ち着いても、6ヶ月〜年1回泌尿器科へ定期的に受診し、レントゲン等でチェックしてもらうことをお勧めいたします。

診療実績

最近5年間の主な治療件数
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
(衝撃波を除く)手術件数 226件 245件 242件 208件 281件
うち経尿道的砕石術 81件 117件 137件 105件 180件
うち経皮的砕石術 5件 8件 1件 2件 0件
体外衝撃波砕石術 236件 189件 187件 109件 111件

スタッフ紹介

木村 元彦(きむら もとひこ)部長
昭和63年卒業
日本泌尿器科学会指導医 日本泌尿器科学会専門医 日本泌尿器内視鏡学会
専門分野泌尿器疾患一般 尿路結石など
志村 尚宣(しむら ひさのぶ)部長
平成4年卒業
日本泌尿器科学会指導医 日本泌尿器科学会専門医 日本泌尿器内視鏡学会

外来診療時間

外来診療の詳細な時間はこちらをご覧ください。