診療のご案内

形成外科

診療内容・特色

新潟医療センター形成外科は、長い間、非常勤医師による週1回の診療を皮膚科外来で行なっておりました。平成23年4月から常勤医師が勤務となり、より円滑に受診して頂けるようになりました。
形成外科は外科系診療科の一分野ですが、顔面、手足など体の体表における先天異常の治療から、外傷、熱傷、瘢痕(傷あと)や拘縮(ひきつれ)、癌などで変形したり失われたりした体の表面や骨の異常を治癒対象としております。これらの疾患を機能的及び整容的に改善し、社会生活の質(QOL;quality of life)を向上させることを目標に治療を行ないます。全身の身体外表の異常や形態変化を治療対象としていますので、他の診療科と多くの境界領域を持ち、各科の先生方と協力して治療を行なっております。
よく、整形外科との違いは?と聞かれますが、整形外科が体の土台である躯幹や四肢の骨・関節・筋肉を主に扱うのに対して、形成外科は主に全身の皮膚、軟部組織・顔面骨を扱っています。
当科では、できるだけ瘢痕を目立たせないよう、細心の注意を払って手術を行っております。また、目立ってしまった瘢痕に対しても、各種治療も行なっています。
傷がなかなか治らずお困りの方、目立つ瘢痕、拘縮や変形で悩み、もう治らないと諦めておられる方、一度、当科を受診されてみてはいかがでしょうか?

形成外科で扱う疾患

  1. 熱傷:新鮮熱傷だけではなく、熱傷後の潰瘍(深い創)、瘢痕拘縮(ひきつれ)の治療も行ないます。
  2. 顔面外傷:切ったり、ぶつけたり等で生じた顔の創、打撲、骨折の治療。変形が残った顔の骨や軟部組織(皮膚・脂肪・筋肉など)の修正。
  3. 先天異常:生まれつきの顔面、体、手足の異常。
  4. 良性腫瘍の治療:ほくろ、いぼ、粉瘤、脂肪腫の切除。
  5. 悪性腫瘍と再建:癌の切除と、失われた体の一部の再建(元の形を復元する)、乳房再建。
  6. 瘢痕(拘縮)やケロイド:手術・外傷・熱傷などの後に生じ、赤く盛り上がる等により、目立つきずあと、ひきつれに対する治療。手術以外の治療法もあります。
  7. 難治性潰瘍:なかなか治らない深い創に対する治療。
  8. その他:顔面神経麻痺、眼瞼下垂、陥入爪や巻き爪等。

医療設備について

手術用顕微鏡

外来診療について

外来受付

月曜日、火曜日および金曜日…午前8時半から11時半まで 午後1時から4時まで
水曜日…午前8時半から11時半まで。
木曜日午前8時から11時半までフットケア外来(完全予約制)

  • 原則的に予約患者を優先的に診療させていただきます。
  • 予約時間に遅れて来院された患者は、診察の順番が後になる場合があります。
  • 予約時間はあくまでも診療の順番を決める目安の時間であり、診察時間をお約束するものではありません。実際の診察時間は患者の予約・来院状況によって前後する場合があります。
  • 円滑な診療を進めるため、検査や処置の内容によって、診察の順番を前後させていただく場合があります。
  • 診療医師が1名のため、救急患者の処置や手術等で、診察をお待ちいただく場合もあります。
  • レーザー治療や、保険適応外となる美容外科は一切行っておりません。
フットケア外来

近年、糖尿病や動脈硬化等による末梢動脈疾患の増加により、下腿潰瘍の患者が増加しています。従来は、安易に大腿や膝周辺の大切断が選択されていましたが、最近では、できるだけ切断を回避しようとする努力、工夫が行われています。当院では、関係各科およびコメディカルスタッフが連携し、集学的なアプローチを行なうことにより、できるだけ患肢温存に努めております。フットケア外来では、自分自身の足で、いつも歩行できるように、定期的な診療を行っております。なかなか治らない下肢の創傷、変形等に関しましては、是非ご相談下さい。

【担当医師】  工藤英樹(形成外科)

【担当看護師】 皮膚・排泄ケア認定看護師 西片一臣

【診療日時】  毎週木曜日 午前9時から11時半まで(完全予約制)

【受診のしかた】

  1. 一人あたりの診察時間が長くなる場合があるので、完全予約制の外来です。
  2. 他院受診中、受診歴のある方は、紹介状が必要です。
  3. 初めて受診される方は、紹介状をお持ちでもまず一度、月曜日から水曜日および金曜日の形成外科外来を受診して頂きます。形成外科医師がフットケア外来での診療が必要と判断した場合に限り、フットケア外来の予約を行います。
  4. 電話によるフットケア外来の予約は行っておりません。まず一度、形成外科外来を受診して頂きます。

スタッフ紹介

工藤英樹(くどう ひでき)部長
専門形成外科一般
日本形成外科学会専門医、日本熱傷学会熱傷専門医、乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師、皮膚腫瘍外科指導専門医
主な所属学会日本形成外科学会、日本熱傷学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

その他

シリコン・インプラントによる乳房再建も健康保険で行えます。

以前は、背中やお腹の皮膚や、皮膚と筋肉などを用いた場合のみ、保険適用となっていました。しかし、2013年からは、日本でもシリコン・インプラントを用いた乳房再建も保険適用が認められるようになりました。体の一部を犠牲にすることなく、乳房再建を行うことが出来るようになり、手術の選択の幅が広がりました。

当院では責任医師の資格を持つ医師が、実物を用いた説明、執刀を行います。説明を聞かれるだけでも結構です。一度、当科を受診されてみては、いかかでしょうか。

外来診療時間

外来診療の詳細な時間はこちらをご覧ください。