診療のご案内

リハビリテーション科

診療内容・特色

~ゆっくりと着実に歩んでいく回復への道~
私たちは、医療・保健・福祉のあらゆる方面で地域の皆様に心をこめてリハビリテーションサービスを提供しています

当院リハビリテーション科(こばり園配置を含む)は、常勤職員41人(理学療法士24人、作業療法士12人、言語聴覚士5人)が所属し、400m2を超える訓練室面積を有し、効果的な治療・訓練を実施できる体制(総合リハビリテーション施設)を整えています。
私たちは、入院および外来の患者様を対象に急性期・回復期・維持期のリハビリテーションを、そして在宅医療・介護サービスとして、指定介護訪問リハビリテーション事業所、介護老人保健施設こばり園に配置されているスタッフと連携をとりつつリハビリテーションを実施しています。そして最良のリハビリテーションサービスを提供できるよう、常に患者様を中心に、ご家族や医療相談員、ケアマネージャー、その他必要なスタッフと協力して行うよう心掛けています。
また、必要に応じ退院後の在宅生活をより良く過ごしていただくために積極的に家屋訪問を行い、生活環境の整備(家屋改修や生活方法の助言など)を行っています。
当科の一番の魅力は、チームワークにあると思っています。大所帯ではありますが「笑顔あふれる職場」を合言葉に、日々の努力を惜しみません。

理学療法部門
リハビリテーション科 写真

入院診療では、整形外科疾患や中枢神経疾患を中心に、心疾患、内科疾患、呼吸器疾患等様々な疾患を対象としています。整形外科疾患では、特に膝関節前十字靱帯(ACL)損傷や変形性膝関節症に対する術後療法に力を入れています。中枢神経疾患では、主に脳血管障害の患者様に対し、他部門や他職種と連携をとり、包括的なアプローチを行っています。また、心疾患では、主に急性心筋梗塞の患者様に対して、看護師、栄養士や薬剤師などの他職種と連携を取りながら再発防止のための生活改善、早期の社会復帰を目指したリハビリテーションを行っています。いずれの対象疾患においても退院後のフォローアップを充実し、スムースな外来診療への移行を目指しています。
外来診療では、整形外科疾患を中心に、中枢神経疾患や心疾患の患者様が数多く来院されます。整形外科疾患では、特に高齢者に多い変形性膝関節症やスポーツ傷害等の患者様に力を入れています。スポーツ障害の患者様が多く来院されるため、リハビリテーション室は活気にあふれています。曜日と時間を設定して実施する心臓リハビリテーションでは、医師を中心とした他職種での支援で患者様同士のコミュニケーションの場ともなっています。理学療法部門では、臨床場面はもちろんのこと、研究活動を通してリハビリテーションの質向上に取り組み、スタッフが一丸となり患者様へ質の高いサービスを提供し、患者様と共に家庭・社会復帰やスポーツ復帰を目指していきます。

理学療法について詳しくお知りになりたい方は日本理学療法士協会ホームページをご覧ください

作業療法部門

作業療法では、中枢神経疾患、骨折などの整形疾患や内科疾患などの患者様を対象としています。当院では、急性期・回復期・維持期と幅広く作業療法を提供しています。それぞれのスタッフが各分野の情報や、患者様の情報を共有することで対象者の方の今後の生活を見据えたうえでの作業療法の提供を行うよう努めています。
当科作業療法部門の特徴として、通常関わりの少ない摂食・嚥下障害の患者様に対して摂食・嚥下訓練に取り組んでいます。内容は、直接食べ物を食べる訓練を行ったり、食事に必要な心身機能の評価・訓練を行ったり、食べる際の環境設定を工夫します。歯科口腔外科医師や言語聴覚士などの他職種と連携して摂食・嚥下障害に関わることで、より安全な食事動作の自立に向けた介入を行っています。

作業療法とは?

作業療法とは、体に障がいをもたれた方や、心に障がいをもたれた方に対し作業活動を行い、心身機能や日常生活・社会生活活動の回復・維持活動を行い、その方らしい生活が送られるよう支援します。ここでいう「作業活動」とは仕事や遊びをも含めた日常生活における諸活動をさします。私たち作業療法士は、この「作業活動」を治療や指導、もしくは援助の手段としています。

詳しくは日本作業療法士協会ホームページをご覧ください

リハビリテーション科 写真
言語聴覚療法部門
リハビリテーション科 写真

当院において言語聴覚士は、主に中枢神経疾患、頭部外傷、内科系疾患などにより、失語症、構音障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害を呈した方々に対して、早期より評価・訓練・指導などを行っています。
なかでも摂食・嚥下障害の対応件数は多く、医師、歯科医師、理学療法士、作業療法士、看護師、栄養士などの専門職種とチームを組んで支援しています。具体的には医師からの依頼により、歯科医師を中心に各職種が、身体機能、認知機能、嚥下機能、栄養状態などの評価を行い、能力に応じた訓練・指導を行っています。また、必要に応じて嚥下造影検査(VF)など画像所見で確認を行っています。チームの中で言語聴覚士は、口の中の状態の確認、口唇、舌などのみこみに関係する器官の評価・訓練、のみこみに至るまでの一連の動きの評価・訓練などの役割を担っています。能力評価は随時行い、多職種と情報交換・情報共有、問題点の検証などを行いながら、安全で確実な栄養管理方法が確立されるよう支援しています。

*言語聴覚士とは、以下のことでお困りの方々を支援する専門職です。
(言語聴覚士について詳しくお知りになりたい方は、日本言語聴覚士協会ホームページをご覧ください)
  • 「きく」「話す」「読む」「書く」ことの問題(失語症)
  • ろれつが回らない(構音障害)
  • 記憶力、注意力などの能力低下(高次脳機能障害)
  • うまくのみこめない(摂食・嚥下障害)
  • 声の問題(音声障害)
回復期リハビリテーション病棟 ~365日リハビリテーションを提供しています~

急性期の治療を終えられ、さらなる機能回復やリハビリテーションの必要性が認められた方々に対して、在宅復帰を目的に身体機能、日常生活動作、高次脳機能の能力向上を図る病棟です。
回復期リハビリテーション病棟はB棟の4階にあり、ベッド数は54床あります。整形外科・脳神経内科・脳神経外科などの患者様が入院されております。入棟できる疾患(脳血管疾患や大腿骨近位部骨折など)や入棟できる期間はそれぞれの疾患別に定められています。
病棟では医師、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、管理栄養士、医療相談員など多くの職種が連携を図りながらチーム医療を展開し、365日対応のリハビリテーションを提供しています。入棟早期から退院後の生活に合わせて在宅復帰を目指しております。
患者様の食事、更衣、入浴、排泄、整容など動作の維持や向上に役立つよう多彩なリハビリテーションプログラムを実施しております。また、退院後の生活が安全で快適に過ごせるように家屋改修のご提案やご家族に対しての介護方法の指導を行っております。
当院の回復期病棟への転院をご希望される方は、現在治療されている病院の医療相談員にご相談ください。また、ご質問やご相談などがありましたら、まずはお問い合わせください。

指定介護(指定介護予防)訪問リハビリテーション事業所

訪問リハビリテーションは、介護認定を受けられている方を対象に、理学療法士や作業療法士がご自宅に訪問し、かかりつけの医師の指示に基づきリハビリテーションを実施します。内容は、担当ケアマネージャーが作成したケアプランを基に起き上がりや歩行訓練、日常生活動作(入浴動作やトイレ動作など)練習をはじめ、動作に必要な筋力トレーニングやストレッチングを行います。その他、介助者への介助方法指導や、福祉用具の選定、住環境に対するアドバイスを行います。
また、かかりつけの医師や担当ケアマネージャーのほか、ご利用されているサービス事業所と連携を図りながらサービス提供を行っております。訪問エリアは、西区を中心に中央区の一部としています。訪問リハビリテーションを希望される方は、かかりつけの医師と担当ケアマネージャーにご相談下さい。