新潟医療センター

前十字靭帯損傷のリハビリ

前十字靭帯損傷に対する治療において最も時間を費やし、そして非常に重要になるのがリハビリテーション(以下、リハビリ)です。膝の安定性は靭帯のみならず、筋力が非常に大きな役割を担っており、いわば靭帯と筋力の共同作業で安定性が得られています。手術が無事に終わってもリハビリが不十分ではフルパフォーマンスでプレイができず満足にスポーツ復帰ができないだけでなく、再建した靭帯の再断裂をきたす可能性があります。当院では前十字靭帯損傷の治療法、リハビリ法を熟知した多くの理学療法士を配置しており、ほぼマンツーマンでリハビリを行っております。


手術をした場合、リハビリではまず、大腿四頭筋、ハムストリングスを中心とした筋力訓練、筋肉の再教育(筋力だけついてもバランスが悪かったり、上手に使えなければ意味がありません)、などをします。スポーツ復帰時期が近づくにつれて、それぞれのスポーツ種目特有の動きに合わせたプログラムが追加されていきます。術後3〜4週間は入院しながらリハビリをし、その後は外来でリハビリを定期的に行っていきます。スポーツ復帰は再建靭帯が成熟する術後8ヵ月とし、筋力も反対側(右膝を手術した場合、左下肢)の80〜85%まで回復を目標にします。