令和５年度 新潟医療センター 病院情報の公表

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養２セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 - 134 111 98 162 267 442 836 1244 699
令和５年度に退院された患者さんを年齢階級別に集計しております。
当院は、救急医療、急性期医療を中心に訪問看護等の在宅医療も行っており、さまざまな年齢層の方々に利用いただいております。
その中でも当院では70歳以上の患者さんが多く、全体の約70％を占めております。
当院は小児科の常勤医師が不在のため、入院は日帰り入院のみとなっております。小児科での入院は一般病棟ではなく地域包括ケア病棟で行うため、集計の対象外となり0歳～9歳までは10件未満となっております。

※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 64 4.06 4.55 0.00 72.16
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術・処置等１なし 30 10.37 9.88 0.00 64.40
060035xx010x0x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍 結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等１なし 定義副傷病なし 22 14.36 15.12 0.00 75.36
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２８あり 定義副傷病なし 20 2.05 3.55 0.00 78.65
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等２４あり 定義副傷病なし 18 2.00 3.51 0.00 61.00
外科では、鼠径ヘルニア治療が最も症例数が多く、次いで乳癌の手術治療の入院、結腸癌・乳癌の化学療法入院の順になっております。
外科入院の約４割が悪性疾患であり、手術後は必要に応じて抗がん剤治療を行っております。
悪性疾患以外にも胆嚢摘出術をはじめとする腹腔鏡手術などの低侵襲治療を取り入れ、急性虫垂炎などの緊急手術にも積極的に対応しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 129 37.93 25.50 37.98 84.50
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。） 腱縫合術等 102 10.63 13.04 0.00 24.90
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 手術なし 94 34.61 19.34 21.28 82.17
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 48 23.69 21.96 2.08 75.85
160620xx97xxxx 肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。） その他の手術あり 46 3.17 5.59 0.00 26.00
大腿骨骨折に伴う緊急入院が最も多い入院となっております。骨折部位に応じて、骨接合術や人工骨頭挿入術を行っております。
次いで多いのは、スポーツ外傷などによる十字靱帯損傷や半月板損傷に対して、関節鏡を使用した靭帯再建術です。

当院整形外科では、膝・スポーツ医学を専門とした整形外科医による診療体制が充実しております。
当院はリハビリテーションスタッフが充実しており、機能回復のため退院後の生活環境に合わせて十分な訓練が行われています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２なし 定義副傷病なし 17 28.24 9.88 0.00 79.53
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病なし 10 26.20 8.38 10.00 84.00
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし 定義副傷病なし - - 19.09 - -
010060x2990201 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２２あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 15.57 - -
010010xx9900xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし - - 11.20 - -
脳神経外科では頭蓋・頭蓋内損傷が一番多く、次いで非外傷性頭蓋内血腫、脳梗塞、脳腫瘍の順となっています。
頭蓋内損傷は、転倒や交通事故による外傷が主な原因として挙げられ、緊急入院が多い症例です。

当院はリハビリテーションスタッフが充実しており、機能回復のため退院後の生活環境に合わせて十分な訓練が行われています。
そのため在院日数は全国平均と比べて長い傾向にあります。


※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし 34 38.09 20.60 14.71 87.06
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 25 6.92 4.73 0.00 75.68
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13 25.46 13.52 7.69 78.08
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病なし - - 7.20 - -
010060x2990211 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２２あり 定義副傷病１あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 17.61 - -
脳神経内科では誤嚥性肺炎が最も多くなっております。
次いで眩暈等の前庭機能障害となっております。こちらは耳鼻科とも連携しながら治療を行っております。
病名としては脳梗塞の症例が最も多いですが、DPCコードの分類が細分化されているため上位になっておりません。
脳卒中については急性発症による緊急入院やリハビリ目的による転院も受け入れております。
脳血管障害などの機能回復のため、リハビリテーションも積極的に行っています。

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泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 41 8.90 5.22 0.00 59.88
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし 14 7.50 7.92 7.14 56.50
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等２なし 12 16.83 6.85 0.00 73.25
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等１あり 10 3.30 2.44 0.00 73.10
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.52 - -
泌尿器科では、尿路結石症、膀胱腫瘍、前立腺癌、尿路感染症の順になっております。
泌尿生殖器に関する疾患全般にわたり診療しておりますが、その中でも特に尿路結石の治療に力を注いでいるため件数が多くなっております。
疾患によっては、新潟市内外の他の病院や診療所と連携し治療しております。

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呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし 147 34.29 20.60 15.65 87.24
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 20 25.15 13.52 0.00 83.75
0400801499x012 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上） 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病ありA-DROP スコア2 14 31.93 18.22 28.57 84.21
0400801499x011 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上） 手術なし 手術・処置等２なし 定義副傷病ありA-DROP スコア1 12 16.33 16.83 0.00 85.92
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等１あり 11 2.00 2.03 0.00 65.91
呼吸器内科では誤嚥性肺炎が最も多く、次いで尿路感染症、肺炎、睡眠時無呼吸症候群となっております。
平均年齢80歳代と高く、全国平均に比べて入院期間が長い傾向にあります。
当院は日本呼吸器学会認定施設に指定されており、主に日本呼吸器学会専門医・指導医が診療に従事しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等１なし 手術・処置等２なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 206 25.47 17.38 5.34 84.50
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等２なし 170 4.75 4.57 0.00 63.01
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等１なし、１,３あり 手術・処置等２なし 定義副傷病なし 45 11.71 9.77 2.22 81.82
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１なし、１,２あり 手術・処置等２なし 44 6.39 4.26 0.00 71.14
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１１あり 手術・処置等２なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 36 4.00 3.05 2.78 67.53
循環器内科では、心不全に対する入院が最も多くなっております。
平均年齢84歳と高齢の方が多く、全国平均と比べて入院期間が長めとなっております。
次いで心房細動に対するカテーテルアブレーション手術、ペースメーカ入院、狭心症・虚血性心疾患に対するカテーテル手術治療の入院、心臓カテーテル検査です。

当院はCCU8床を含む38床の循環器病棟で心筋梗塞、狭心症を中心とする救急疾患に24時間体制で対応しています。
また、退院後の早期の社会復帰・再発予防を目的とした心臓リハビリを積極的に行っております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等２なし 32 7.94 8.55 0.00 66.31
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２なし 定義副傷病なし 30 13.50 8.75 0.00 82.97
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等２なし 30 4.17 5.64 0.00 49.13
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 手術・処置等２なし 30 7.83 7.56 0.00 56.40
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 28 10.32 7.58 0.00 57.96
消化器内科では虚血性腸炎による入院が最も多く、次いで胆管結石、腸炎、大腸憩室炎となっております。
当院は、急性期の診療も積極的に行っております。
また消化器外科との定期的な症例検討会を行い、個々の患者さまに最適な治療を心がけております。
内分泌糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２なし 11 33.60 20.60 6.67 86.27
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.52 - -
180010x0xxx0xx 敗血症（1歳以上） 手術・処置等２なし - - 20.03 - -
10008xxxxxx1xx その他の糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 手術・処置等２１あり - - 19.00 - -
130090xx97x0xx 貧血（その他） 手術あり 手術・処置等２なし - - 10.70 - -
内分泌・糖尿病内科では誤嚥性肺炎が最も多く、次いで尿路感染症、敗血症、糖尿病、貧血となっております。
病名として糖尿病の症例も多いですが、DPCコードの分類が細分化されているため上位になっておりません。
糖尿病に関しては、血糖コントロールのための教育入院や合併症検査、その他低血糖・高血糖の治療入院も行っております。
誤嚥性肺炎では平均86歳と高齢の方が多いため、在院日数も長い傾向にあります。


※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 - - 10 - 10 1 8
大腸癌 - - 21 20 - 31 1 7,8
乳癌 17 33 - - - 37 1 8
肺癌 - - - - - - 1 7,8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
5大癌（胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌）の患者さんの人数を初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
当院では「大腸癌」が最も多く、続いて「乳癌」、「胃癌」、｢肺癌」、「肝癌」の順となっております。

※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 10 9.00 57.30
中等症 103 23.83 80.36
重症 29 28.10 87.03
超重症 13 28.31 86.46
不明 - - -
当院では、中等症の患者さんが最も多くなっております。
重症度が高くなるにつれて平均在院日数が長くなる傾向にあります。


※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 45 38.58 83.22 10.00
その他 15 35.47 73.93 6.67
当院では、脳梗塞発症3日以内が多くなっております。
また、リハビリ目的による転院も積極的に受け入れているため、発症3日以降（その他）の入院も比較的多い傾向にあります。
当院は、リハビリテーションのスタッフが充実していますので脳卒中などでは退院後の生活環境に合わせて十分な訓練が行われています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 62 3.18 2.55 0.00 72.77
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 40 8.98 5.48 0.00 68.43
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 20 7.60 6.45 0.00 75.50
K4763 乳腺悪性腫瘍手術　乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 16 1.81 7.06 0.00 66.88
K4765 乳房切除術（腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの）・胸筋切除を併施しないもの 13 1.08 9.15 0.00 62.62
外科では、胃・結腸・直腸・肛門・肝臓・胆嚢・膵臓などの消化器疾患を治療する消化器外科を中心に乳腺外科、鼠経ヘルニアなど広範囲の外科疾患を手がけています。
胆嚢摘出術をはじめとする腹腔鏡手術などの低侵襲治療も取り入れています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿 95 2.93 34.34 35.79 84.44
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術　十字靭帯 83 1.00 9.19 0.00 25.71
K0483 骨内異物（挿入物を含む。）除去術　前腕、下腿 58 0.98 1.09 0.00 31.81
K0811 人工骨頭挿入術　肩、股 58 4.21 39.62 29.31 82.76
K0821 人工関節置換術　肩、股、膝 53 2.43 20.06 1.89 75.64
大腿骨骨折に対する緊急手術、靱帯再建術、抜釘、人工膝関節手術の順になっております。
当院整形外科では、年間83例にも及ぶ膝の関節鏡を使った靱帯再建術や三次元画像解析技術とコンピュータを用いた正確な人工膝関節手術を行っており、日本整形外科学会や国際学会においても高い評価を得ています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 15 3.47 40.60 0.00 79.33
K150 脳膿瘍排膿術 - - - - -
慢性硬膜下血腫に対する洗浄除去術が最も多くなっております。
この手術は、小さな穿頭で硬膜下に溜まった血腫を吸引し、洗浄除去する手術です。

※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術　レーザーによるもの 41 2.05 3.56 0.00 58.66
K8036ﾛ 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　その他のもの 13 9.85 5.92 0.00 74.00
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 5.55 12.18 0.00 79.91
K7981 膀胱結石、異物摘出術　経尿道的手術 - - - - -
K783 経尿道的尿管狭窄拡張術 - - - - -
経尿道的尿路結石除去術（レーザー）が最も多くなっております。
経尿道的尿路結石除去術（レーザー）は、内視鏡を尿道〜膀胱〜尿管〜腎臓まで進めて、石を砕いて体外へ取り出します。
この経尿道的砕石術は、衝撃波治療に比べより確実に石を取り除くことができ、結石の部位や大きさによらず早期に良好な結果が得られるのが特長です。
当院では泌尿生殖器に関する疾患全般にわたり診療しておりますが、その中でも特に尿路結石の治療に力を注いでいるため件数が圧倒的に多くなっております。

※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術　心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 147 1.67 2.50 0.00 64.78
K5972 ペースメーカー移植術　経静脈電極の場合 33 5.09 8.70 0.00 81.15
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術　その他のもの 30 3.67 3.90 0.00 73.73
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術　その他のもの 30 5.00 3.23 0.00 55.97
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 21 2.38 12.38 9.52 73.90
循環器内科では、心房細動に対するカテーテルアブレーション手術が多くなっております。
カテーテルアブレーション治療とは、カテーテルという細い管を血管から心臓に入れて、不整脈の原因となる電気回路を遮断する治療法です。
当院では、従来からある「カテーテル先端を温める高周波焼灼術」だけでなく、2016年2月からは「冷凍バルーンを用いる冷凍凝固焼灼術」なども用いて、安全かつ効果的な治療を行っております。
次いで、徐脈性不整脈に対するペースメーカ移植術、虚血性心疾患に対するカテーテル手術治療となっております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 39 0.62 12.15 0.00 82.87
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術　長径2cm未満 20 1.50 1.85 0.00 74.95
K654 内視鏡的消化管止血術 12 4.42 15.25 16.67 76.50
K681 胆嚢外瘻造設術 12 2.08 27.58 8.33 74.92
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 12 0.67 6.42 0.00 68.00
悪性腫瘍や胆管結石等による胆道の狭窄に対して行う内視鏡的胆道ステント留置術が最も多くなっております。
次いで内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術、内視鏡的消化管止血術となっており、主に内視鏡による手術が行われております。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 11 0.28
180010 敗血症 同一 - -
異なる 14 0.35
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.25
異なる - -
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・術後の合併症の患者数とその発生率を表しています。
入院契機の「同一」・「異なる」とは、入院するきっかけとなった病名と治療の主となった病名が同一か、異なるかを表しています。
「敗血症」は感染症により重篤な臓器障害が引き起こされる状態であり、肺炎や尿路感染症などが原因となっています。
「手術・処置の合併症」については、主に手術後の出血・創部の感染等が挙げられます。
合併症は、どの手術においても一定の確率で起こり得るもので医療ミスとは異なりますが、できる限り発生しないよう努めております。

※10未満については（-）ハイフンにて表示しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数（分母）		 分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数（分子）		 リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
532 512 96.24%
肺血栓塞栓症とは、血栓（血液のかたまり）などが肺動脈につまった状態をいいます。
生命にかかわることもある危険な病気で、しばしば⼤きな⼿術後や⻑期臥床の際に起こります。
周術期の肺血栓塞栓症予防を実施することは、重篤な術後合併症を防ぐ対策の一つです。
こちらは、その肺血栓塞栓症予防の実施率を表しています。
当院では肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した入院患者さんに対し、95％以上の割合で予防対策を実施しております。
血液培養２セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数（分母） 血液培養オーダーが１日に
２件以上ある日数（分子）		 血液培養２セット実施率
892 555 62.22%
血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
こちらは、血液培養2セットの実施率を表しています。
当院は、62％の割合で実施しております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数（分母）		 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数（分子）		 広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
457 352 77.02%
広域スペクトル抗菌薬とは、さまざまな種類の細菌に対して効果を発揮する抗菌薬のことです。
しかし広域スペクトル抗菌薬の使用は、耐性菌の発生リスクを高める可能性があるため、適切な使用が求められます。
不適切な抗菌薬の使用を抑え、耐性菌の出現を防ぐために、広域スペクトル抗菌薬を使用する前に細菌培養を実施することが推奨されています。
こちはらその実施率を表しています。
当院の広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は77％となっております。
更新履歴
2024/10/1
令和５年度の病院指標を公開しました。