1. 一般臨床研修コース
新潟医療センターの臨床研修プログラムの魅力は、なんといってもその自由度の高さにあると思います。
1年次の初めには必修科目である内科(呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・脳神経内科)を24週研修し、プライマリ・ケアの基本を学ぶ足がかりとしていただきます。その後は必修科目[外科(4週)、小児科(4週)、精神科(4週)、産婦人科(4週)、救急(12週)、地域医療(4週)]と選択科目(48週)を組み合わせた、自分のなりたい「医師」像に応じた、多彩かつ柔軟な研修が可能です。
選択科目は1科目4週~6週を原則として選択できます。選択科目のプログラム作成にあたっては、到達目標の達成度に応じて、できる限り希望に沿ったプログラムの作成を行います。
また、新潟大学医歯学総合病院をはじめとした各協力病院・施設での研修が可能です。
一般臨床研修コース 研修プログラムの例
※協力病院・協力施設での研修を含む。
※選択科目は内科、循環器内科、内分泌・糖尿病内科、血液・内分泌・代謝内科、脳神経内科、消化器内科、呼吸器内科、呼吸器・感染症内科、腎臓内科、腎・膠原病内科、腫瘍内科、総合診療科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、形成外科、外傷再建外科、小児科、麻酔科、精神科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、病理診断科、緩和ケア、救急から選択する。
2. 整形外科・スポーツドクター重点コース
重点分野臨床研修コース 研修プログラム
整形外科・スポーツドクター重点プログラム
スポーツ医学では、受傷直後の初期診断と治療、それに続く手術や保存療法、そしてリハビリテーション部と協力して早期に競技復帰をめざすことが求められます。当プログラムでは選択科目期間の48週をフレキシブルに使って、実際のスポーツ医学に深く接しながら、希望に応じて整形外科の基本的手技や診療方法(一般外傷・救急疾患に対するプライマリ・ケア、手術など)を習得していただきます。
当院では多くの症例が経験できるのみならず、プロサッカーチームドクターも在籍しており、指導医と共に各スポーツ選手のメディカルチェックや治療を行い、練習場や試合会場などのフィールドにも帯同し、スポーツドクターの実際を経験することも可能です。
3. イノベーター育成臨床研修コース
新潟県の新たな取組みとして、臨床研修中に起業、経営、医療イノベーションなどを学べるコースが創設されました。内容は、起業やイノベーションのノウハウを持つ者によるレクチャー、プロジェクト内のOJTにより研修修了後には一定のスキルやネットワーク、医師を中心とした経営の修得を目標とし、オンラインミーティング、レクチャー(月2回程度)、アイディアソンなどへの出場、メンターからの指導などが行われます。
※一般臨床研修コースと同一の内容を研修した上で、受講は休日等を利用した自己研鑽の時間として位置づけられます。
4. 都市間連携研修コース
本プログラムは、県外の大規模病院から研修をスタートし、約1年間高度医療を中心に専門的知識や技術を身につけ、その後当院を含む新潟県の実践的研修の中で総合的な能力を身につけることが出来るよう構成されたプログラムです。
1年目は県外病院、2年目は当院で研修を行います。
都市部での研修と合わせて多様な医療現場に対応できる、バランスの取れた良医を育成することを目標としています。
令和8年度連携先病院
- 都市間連携プログラムA(札幌徳洲会病院、千葉徳洲会病院、千葉西総合病院、名古屋徳洲会総合病院、吹田徳洲会病院、南部徳洲会病院より選択)
- 都市間連携プログラムB(大阪府済生会茨木病院)
- 都市間連携プログラムC(安城更生病院)
都市間連携研修コース 研修プログラムの例
1. 「手術系を集中的に」タイプ
※協力医療機関にて研修
2. 「オールラウンド・バランスよく」タイプ
※協力医療機関にて研修
3. 「 興味のある分野を重点的に」タイプ
※協力医療機関にて研修